普段あまり見上げることのない夜空を見上げて流れ星に願い事をしませんか?
毎年たくさんの流れ星を見せてくれる夏のペルセウス座流星群は、1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と並ぶ年間3大流星群のうちのひとつです。
夏の風物詩でもあるペルセウス座流星群をご紹介します。
ペルセウス座流星群とは?
ペルセウス座流星群は学術名 Perseids と表されます。
7月中旬から8月中旬にかけて、ペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群です
母天体はスイフト・タットル彗星(109P/Swift-Tuttle)で、太陽の回りを約130年の周期で公転しています。
ペルセウス座流星群を観測しよう!
出典:国立天文台HP
2020年のペルセウス座流星群は、夜半以降に下弦の月(半月)が昇ってきます。
月の周囲は明るく流星群が見にくくなるのでなるべく月から離れた空を見上げましょう。
ペルセウス座流星群は流星の数が多いため、下弦の月(半月)があったとしてもそれなりの数の流星を見ることができるでしょう。
見える期間・時刻
7月17日~ 8月24日
ピーク 8月12日22:00~13日深夜1:00~夜明け
※8月に入ると流星数がぐっと増えます。
見える方角
どこでもOK!
下弦の月(半月)が視界に入らない空を見ましょう
よく見える場所
町や建物の明かりが少なく、さえぎるものがない空が広く見渡せる広い場所が観察に適しています。
◆都会から離れた場所
- 高原
- 海辺
標高の高い山の開けた場所や、都心部から遠い海辺などが絶好の観察スポットになります。
◆街の明かりが多い都会では
- なるべく明かりを避けた河川敷
- 街の明かりから遠い丘の上
遠征ができない時は、街の中でもなるべく街頭や光、高いビルを避けた広く開けた場所で観察しましょう。
お家のベランダからでも明るさが少なかったら見ることができますよ。
流星群観察のポイント
流星は放射点(画像の黄色い印)を中心に放射状に現れます。
放射点のまわりだけでなく、空全体に現れるので、1点を集中して見るのではなく空全体を大きく見るようにしましょう。
最低15分以上は観察しましょう。暗闇になれるとさらに流星がよく見えます。
ライブカメラ
事情があって空を見ることができない!星が見えるところに行けない!という方には、
「東京大学大学院理学系研究科附属天文学教育研究センター木曽観測所」のライブカメラでペルセウス座流星群を見ることができます。
北東の空を撮影しています。
木曽観測所ホームページ⇒http://www.mtk.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/
2019年のペルセウス座流星群
※注意:音が出ます
昨年のペルセウス座流星群の様子です。
四方八方に長く尾をひいて流れる流星を見ることができます。
キレイですね!
それにとってもロマンチックです。
全国星空観測スポット7選
きれいな星空を観察できる全国屈指のスポットをご紹介します。
近くの方、行ける方はぜひ下記の場所で星空を観察してみてください。
想像を上回る星空を観察できます。
星空スポット
あると便利!星空観察
星座板
暗くても光るので暗い場所での観察に便利です。
時刻と暦をあわせるとその場のだいたいの星空を見ることができるのでより星空観察を楽しめます。
レジャーシート
星空観察では長い時間空を見上げていなければいけません。
首が痛くなってしまうので寝転んで楽に見ることができるレジャーシートがあると便利です。
大人4人や子供2人がゆったりと座れる大判サイズです
ブランケット
夏でも夜は冷えます。
しばらく夜空を見上げる夜にはブランケットも準備しておいてください。
星空の楽しむ本
天体観測に必要な基礎知識や手順について解説しています。
星を上手に撮る本
星空の撮影や天体撮影のテクニックを基本から説明してくれている本です。
これから星空をきれいに撮ってみたい!という方におすすめです。
星降る夜空を見上げよう!
2020年のペルセウス座流星群は若干下弦の月(半月)に邪魔をされてしまいますが、それでも比較的きれいに見ることができます。
夏の夜空を彩る流星群にたくさんのお願い事をしましょう!