岐阜県と長野県の県境にある秘湯・濁河温泉に行ってきました。
濁河温泉は御嶽山6合目、標高1800mの日本一高所に湧く温泉地です。
19号木曽方面から山を登ったのですが、秘湯と言われるだけあって到着するまで山道が長く大変でした。
特にこの看板の先は、雪の季節(1月2月)は、本格クロカンの四駆でも躊躇する道の狭さと急角度の坂道だと思います。
宿泊先は濁河温泉でも人気のある「朝日荘」に宿泊してきました。
温泉は好きですが、あまり泉質や効能に感動したことはありませんでした。
が、しかし、濁河温泉のというか、このお宿の泉質には大変驚かされたのでご紹介します。
濁河温泉朝日荘
宿泊先は「朝日荘」。
インターネットの評判が良かったのと飛騨牛に魅かれてこのお宿に決めました。
グーグル口コミ
4.4です。お宿施設いろいろ
玄関を入ってすぐ、右側のカウンターが受付です。
モダンな古民家の雰囲気で、とてもきれいでした。
館内は畳敷きなので靴を脱いで上がります。
畳が気持ちいいです。
おばあちゃん家に来たような気持ちになりました。
お部屋
階段を上がって正面のお部屋でした。
お布団はすでに敷かれていました。
こちらのお宿は、温泉を使用した全館床暖房で、最初はちょっと寒かったのですが、食事を終えて戻ってくるころにはポカポカ!そのままチェックアウトまであたたかかったです。
秘湯の宿が好きなのですが、冬場は底冷えがするお宿が多い中、とても快適に過ごせました。
床暖房最高!
お茶セットです。
コロナ対策もバッチリです。
窓際のテーブルです。
1階に比べるとお部屋はちょっと古いかんじでしょうか。
ちなみにお部屋の壁は薄めかな?
許容範囲で生活音はちょっと聞こえました。
お部屋からの景色です。
夏だったら緑がきれいなのでしょうね。
タオル・バスタオル・歯ブラシ・浴衣・たび・湯かごがあります。
この時は色浴衣が選べたので、好きな柄の浴衣を着て気分がよかったです。
湯かごがあるのはありがたかったです。移動に便利。
ピンボケですが、テレビまわりです。
ドライヤーもあるので脱衣所が混んでてもお部屋で髪が乾かせます。
この他に冷蔵庫もあります。
洗面です。
お手洗いです。
洗浄器付きトイレで快適です。
くつろぎ処
あるくつろぎスペースです。
薪ストーブがあります。
夜には薪がくべられ、いい雰囲気に!
薪ストーブの反対側の壁際にはたくさんの漫画があります。
セルフサービスのティーコーナーがあるので滞在中、コーヒーと紅茶を3~4杯ほどいただきました。
人の少ない時にソファや椅子に座ってゆったりしていると落ち着きます。
ミニバー
くつろぎ処の一角にミニバーがあります。
オーナーのセンスの光るおしゃれなバーでした。
とってもきれいでグラスや器もこだわりが感じられます。
秘密の小部屋
秘密ではないですが、玄関入ってすぐ左側に入り口があって、中には1枚板のテーブルや毛皮の敷物、濁河温泉の豪雪の写真や温泉の説明、郷土の置物や囲碁セットなどもあって資料館的なお部屋でした。
お食事
チェックインの際に夕食の時間を選びます。
夕食は飛騨牛プランにしました。
夕食
夕食も朝食も1階の食事処でいただきます。
部屋ごとに仕切られたテーブルに囲炉裏のようなものがついています。
なかなか独特な趣向です。
その囲炉裏には岩魚が刺さっていました。
炭であたためられています。
飛騨牛のローストビーフ(たたき?)
甘くておいしいです。
あつあつの野菜天ぷら。
ゴーヤにエリンギに葉野菜。
抹茶塩で食べます。
飛騨牛A5等級のしゃぶしゃぶのお肉がきました!
見るからにおいしそうですね。もちろん美味しかったです。
野菜ときのこたっぷりのお鍋でしゃぶしゃぶします。
お腹がはちきれそうです。
お腹がいっぱいなのでごはんはほんの少し。
デザートは季節のフルーツでした。
朝食
夕食と同じ食事処でいただきます。
和定食です。
鮭の西京焼きです。
飛騨名物「朴葉みそ」です。ちょっと焦げたところが香ばしくておいしい!
ごはんが足りなくなります。
陶板にベーコンに目玉焼き。
あつあつで食べられておいしいです。
少しずつ品数が多くて飽きません。量はたっぷりでお腹いっぱいになりました。
ピンボケだらけですみません。
早く食べたくてあせってたのかな。
温泉
加水・加温・塩素消毒を一切行わない、源泉100%かけ流しの温泉です。
どちらの浴場も同じですが、析出物が浴槽のふちにびっしりと付着していてイボイボで固くてすごいです。
それだけ濃厚なお湯が楽しめます。
浴場 自家源泉
内湯
※写真が撮れなかったので朝日荘さんからお写真をお借りしています。
4~5人は入ることができる広さです。
イボイボの析出物がびっちりついています。
露天風呂
薄緑色の濁ったお湯です。
気持ちよくてほとんど露天風呂にいました。
深夜には星が見えます。
月が明るかったので、新月だったらもっとたくさんの星を見ることができると思います。
右側は浅く、寝湯のようになっていてくつろぐことができます。
自家源泉:詳細
◆源泉名:源泉朝日荘
◆泉 質:ナトリウム、炭酸水素塩、硫酸塩温泉
◆泉 温:53℃(使用位42~43℃)
◆湧出量:250L/分
◆PH値:6.72(弱酸性)
◆適応症:神経痛、筋肉痛、冷え症、慢性消化器症、疲労回復ほか
◆飲用:慢性胆のう炎、胆石、慢性便秘、肥満、糖尿病、痛風
温泉に入る時は、湯口からお湯をすくって顔に当て、しばらく両手で顔を包み込んでいます。
温泉の効能がお肌にいいかなと自己判断で行っているのですが、温泉の成分によってはピリピリしたり、赤くなったりします。
※お肌の弱い人はやめておきましょう。
もちろん朝日荘の温泉でも実行していたのですが、1回目の入浴後、部屋で化粧水などをつけていたら肌ざわりが違いました。
1回目で変化を感じるのははじめての体験でちょっと驚きです。
感触としてはつるつる、すべすべです。ゆで卵のお肌です。
弱酸性だからお肌にいいのでしょうか?
オーナーのお話によると、アトピーの方で1泊でもお肌に変化が感じられたそうですよ。
こちらの自家源泉のほうがお湯が柔らかく感じました。
1つのお宿で2種類の温泉が味わえるのはうれしいですね。
貸し切り露天風呂 共同源泉
チェックイン14時~翌朝9:30まで、空いていたらいつでも無料で利用できます。
タイミングもあるので、オーナーの計らいで宿泊者の各グループの最初の一回は時間を決めることができました。
希望の時間はとれませんでしたが、一度も入れないよりは全然いい!
貸し切り風呂の脱衣所はシンプルでコンパクトです。
カーテンの向こうは露天風呂です。
内湯
自分で撮ると真っ暗です。
朝日荘ホームページよりお借りしました。
露天風呂
夜なので真っ暗です。
よく見えないので朝日荘ホームページよりお借りしました。
10人は入れるのではないかという広い露天風呂です。
貸し切り風呂で内湯付きのこんなに豪華な露天風呂に入ることができるのは、なかなかないと思います。
広いのでいろんな場所で温泉につかるのもいいです。
屋根がせりだしているので雨や雪が降っていても大丈夫です。
共同源泉:詳細
◆源泉名:濁河の湯(市営G泉、濁河温泉、市営泉源の混合泉)
◆泉 質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉(低張性 中性 高温泉)
◆湧出量:759L(当館引湯60L/分)
◆泉 温:51.9℃
◆PH値:6.3(弱酸性)
◆適応症:神経痛・リウマチ・高血圧・外傷・打撲・肥満・糖尿病など
貸し切り風呂の温泉は共同源泉です。
少しだけさっぱりしているように感じました。
温泉の湯の違いを感じながらお湯に入るのも楽しいです。
計3回温泉に入りましたが、回数を重ねるごとにお肌がつるつる、すべすべ、見た目ゆで卵がはっきりと分かりました。
1ヶ月くらい湯治したらお肌めちゃめちゃきれいになりそうです。.
おみやげ
濁河温泉のお湯に感動したのでおみやげに入浴剤を購入してきました。
5袋入りです。
濁河温泉の単独の商品はありませんが、市販の入浴剤の中にもありますのでお家でお手軽に体験できます。
※濁河温泉の成分そのままではありません。
家庭のユニットバスを壊さない成分となっています。
オーナーにご自宅に温泉を引いてますか?と聞いたら、析出物がすごいので「家庭のユニットバスが壊れる」と業者の方に言われ断念したそうです。
やはり源泉の濃厚な成分を体感するには現地「濁河温泉」に行かなければなりません!
濁河温泉 朝日荘の情報
宿泊施設名 | 濁河温泉 朝日荘 |
営業時間 | チェックイン 14:00 チェックアウト 10:00 |
部屋数 | 和12室( 8畳・10畳(広縁付)、12・15畳タイプ) |
駐車場 | あり |
電話番号 | 0576-62-3528 |
住所 | 岐阜県下呂市小坂町落合2383 |
ホームページ | http://asahisou.com/ |
Google口コミ | 4.4 |
アクセス
朝日荘のホームページで詳しく紹介されています。
注意事項
11月と3月~4月初旬はスタッドレス又はチェーンが必須です!
さらに真冬12月~3月はスタッドレスに四駆、四駆でない車はスタッドレスに必ずチェーンが必須です!
お宿のまわりにはコンビニやスーパーなどの施設がないので、必要なものは途中のコンビニなどで調達していきましょう。
秘境にあるので17時までにはお宿に到着するようにしましょう。 ※冬の間は夕方から朝まで通行が規制されます。
秘湯スタンプの押印は、直接予約(電話予約)または秘湯サイト or 朝日旅行を経由して予約しましょう。