先日納車された、ラブ4PHVで1日ドライブしてきました。
実際のパワー・乗り心地、燃費・電費はどのくらいなのでしょうか?
上記画像はラブ4PHVカタログ(2022年3月現在)に実際に記載されている数値です。
約300馬力のパワー、電気だけで95km走行、ハイブリッド時は22.2km/L走ることができる!
燃費の測定基準は実際の走行モードにより近くなっているとはいうものの、これまでカタログ数値を下回ることが多かったので、あんまり信用してません。。。
実録!ラブ4PHVの実力やいかに?!
行程
自宅→(30km)→目的地1→(39km・高速区間あり)→目的地2→(7km)→目的地3→(33km)→目的地4→(10km)→自宅
上記のような行程でドライブしてきました。
極端な上り坂や悪路ではない一般的な道路です。お試しに近距離ですが高速にも乗ってみました。
自宅から目的地1へ出発
※自宅を出発して3km走ったところで写真を撮ることを忘れたので写真の走行時間が6分になっています。
出発時オドメーターは37km、満充電の状態です。目的地1までEVモードで走行します。
EVモード運転している間も減速時は回生ブレーキを利用して発電し、エネルギーを回収しています。とても細かく制御されていて効率が良いです。この辺りの制御の上手さは長年のHV技術の賜物かと思います。
目的地1へ(30km)EVモード
- 走行モード:EV
- 走行距離:30km
- 本日総走行距離:30km
- 平均電費:5.0km/kWh
※シートヒーター・ハンドルヒーターONの状態です。
目的地2へ(42km・高速区間29kmあり)EVモード
高速を降りたところの画像です。やはり高速で走行すると電気消費量が増えて平均電費が下がります。
基本的にはEVモードではモーターのみのBEVとしての制御が最優先されており、高速道でも通常走行程度ではエンジンはかかりません。試しに意地悪をして、合流・追い越しで床まで踏んでみましたが、あっという間に法定速度に達します。
高速走行はいたって快適、静かでスムーズ、パワーも申し分ありません。体感ではむしろエンジンよりもトルク特性に優れるモーターの方がパワーがあるような気がします。
アクセルを踏むと、重い車重を感じさせずスッと速度が上がるので追い越しもラクラクです。
【高速区間含む】
- 走行モード:EV
- 走行距離:41.8km
- 本日総走行距離:69km
- 平均電費:4.8km/kWh
EV走行比率が96%になっています。
と、言うことは全開負荷をかけるとエンジンが始動していた事になります。
しかしながら、アクセルオフの瞬間にエンジンはストールし回生制御が入りますので、エンジンの掛かった感はありません。ココでもその制御の繋がりの緻密さに驚かされます。
加速時の始動から減速時の停止までギクシャク感は皆無。注意していなければ始動した事にも気づかないレベルです。
目的地2から3へ移動する途中でEVモード残り僅か
EVで走れる距離があと1kmです。
満充電でカタログ表記95kmと書いてありましたが実際のところEVモードで走れたのは本日は72kmでした。気温の低い冬場はバッテリー能力が低下する傾向ですので、実力値はこの辺りかと・・・エアコンはOFFですが、シート&ステアリングヒーターは通常使用。走行モードもノーマルで高速走行も含む事を考えると、エコモードならもう少し伸びそうです。
EVモードからHVモードへ
HV(ハイブリッド)モードに切り替わりました。
エンジンがかかり、回生ブレーキで発電し、電力を回復させながら移動します。
目的地3へ(7km)HVモード
- 走行モード:HV
- 走行距離:7km
- 本日総走行距離:76km
- 平均燃費:38.5km/L
7km移動しましたが、HVでの残り航続距離は3km分しか減っていませんでした。
目的地4へ(33km)CHGモード
- 走行モード:CHG
- 走行距離:33km
- 本日総走行距離:109km
- 平均燃費:23.0km/L
次はバッテリーチャージモード(エンジンを強制始動、走行しながら充電する)の能力(充電率)を調べる為の区間です。
ガソリンでエンジンの回転数を上げて積極的に充電し続けます。走行もエンジンでまかなう為、走行性能の感覚としては2LのNAといった所でしょうか・・・途端に車の重さを感じますが、普通に走ります。
33km(小一時間走行)で28km分を充電(約6km/kWh復活)しました!平均燃費は23.0km/Lに下がり、この区間単体での表示燃費は9.8km/lとなってましたので、走行距離の85%分はBEVとして走行できる計算になります(アイドリングが長ければ比率は変わりますので参考まで・・)
急速充電機能を持たないトヨタのプラグイン充電時間から考えると、充電モードの充電能力はかなり優秀。しかも燃費は約10km/l。ミニバンやSUVのガソリン仕様ならこのあたりの燃費が実力値の車も多い中、最終的には倍近く走れるとなればなかなか良い結果です。
自宅へ(10km)AUTOモード
AUTOモードで自宅へ帰ってきました。
- 走行モード:AUTO
- 走行距離:10km
- 本日総走行距離:119km
- 平均電費:4.8km/kWh
AUTOモードにしてきましたが、エネルギーは全て電気を使用したようです。
このモードでも、BEVとしての機能を優先しギリギリまでモーターで走ります。残り走行距離が0になった状態でメインバッテリーの残量は20%程度は残っています。
300馬力のパワーについて
そもそも一般道で300馬力のパワー全開で走ることができないのでよくわかりませんでした。
ですが、高速の入り口の合流で感じたのは2.2トンを超える車両重量を感じさせないその加速です。とても軽やかでスピーディー、SUV特有のどんくささ(重い・遅い・曲がらない・止まらない)が一切ありません。これが電気のパワーなのでしょう。
またコーナーやカーブでのロールも少なく、追い越しなども欲しいだけの速度がすぐに出せますし、ストレスなしでとても乗りやすいです。
車両のバランスもいいのでしょうね。とても気に入っています。(このあたりの考察はまた別の機会に)
電気代・充電時間
電気料金
電気料金の安い夜間の時間帯をタイマーで設定しています。
我が家の地域の夜間電力量料金は1kWhにつき13.70円です。(4月からは15.89円に値上がりです。)
この日の夜間に充電できたのは13kWhでした。(満充電時に自宅のエネルギーモニタに表示されたPHV・EVの供給電力量)
- 電気代:13kWh×13.70円=178.1円
- ガソリン使用量:約3L×160円(当時レギュラーガソリン)=480円
- 本日の走行(119km)にかかった料金=658.1円でした。
※後日電気料金が確定後に精査してみます。
23km/Lの自動車(ハイブリッド車)と比べてみます。119km走るとすると、5.17Lのレギュラーガソリンが必要です。
- 5.17L×160円(レギュラーガソリン)=827.2円
ラブ4PHVはハイブリッド車より169.1円安く走れます。約20%ほどお得です。
※ラブ4PHVの総電力量は18.1kWhです。自宅に到着した時のEV走行可能距離が16kmだったので残電力量はおよそ3kWh、総電力量の約20%は走行に使用しないようです。(電池を守るため)
充電時間
この日の充電時間は約4時間でした。
走行記録1回目まとめ
300馬力のパワー⇒その能力を引き出すことはできなかったが2.2トンの重量を感じさせない快適な走行ができた。
BEV走行95km⇒本日は72kmだった。
ハイブリッド時は22.2km/Lで走ることができる⇒バッテリーチャージモードを途中で使用でも平均23.0km/Lで走行できた。※HVモード区間のみでの表示燃費は9.8km/l
この日の電気代=178.1円
※夜間電力料金単価表の数字と自宅のエネルギーモニタに表示されたPHV・EVの供給電力量を単純に計算したもの
1回目のドライブでしたが、ラブ4PHVは賢くてお財布にも優しくてパワーもある、さらに蓄電池にもなって発電もできるいろいろな役割を担う自動車だということが確認できました。
これからどんどん物価は値上がりしますし、エネルギーも有限です。災害もいつやってくるかわかりません。そんな時にきっとラブ4PHVは力強い味方になってくれるはず!
納期と値段のハードルはありますが、今後同様のシステムを積んだ車の噂もありますし、更に能力を向上させたモデルの登場も期待したいです。
選択肢の広がりを願いつつ、タイミングが合えば即買いでも後悔は少ないでしょう!
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ちなみに我が家はコンセントは設置してあったのでカバーだけ購入しました。コンセントとバッテリーを風雨から守り、3桁のダイヤル錠で一応防犯にも対応していて満足です。