長野県下諏訪には諏訪大社上社(前宮・本宮)・下社(秋宮・春宮)の4社があり、今回は諏訪大社下社秋宮に行ってきました。参拝の途中ちょっとしたアクシデントがあり、思い出深いお参りになりました。
諏訪大社下社秋宮までの無料観光スポット
諏訪大社下社秋宮までお参りに行く途中、中山道宿下諏訪宿を通ります。
中山道と甲州街道の合流点であり、中山道唯一の温泉のある宿場町だったそうです。表の通りまで見学しながら抜けていきます。
その証拠に銭湯がとても多いですし、町の普通の民家の前などにも温泉が湧いています。杓子にとって気軽に温泉に触れることができます。お湯の温度は熱めで足湯ならぬ手湯が気持ちいいです。
宿場街道資料館
通り庭
「宿場街道資料館」宿場町の途中に、明治前期の「旅籠造り」の宿場を無料で見学できるところがあります。
入り口を入ると「旅籠造り」の宿場の説明が書いてあります。無料で見学できるのはうれしいです。
囲炉裏
天井が低く、使い込まれた床がピカピカ光っていました。1階の奥にはお茶セットが置いてあり、休憩することもできます。
緑がいっぱいで素敵な宿場です。
当時の宿場の雰囲気がそのまま残されていて、タイムスリップしたような気分になりました。この写真のはしごの右側にトイレもありました。
諏訪大社下社秋宮
さて、本題の諏訪大社下社秋宮に行ってみましょう。「諏訪大社」は古くは風・水の神様で五穀豊穣を祈る神様です。武勇の神様でもあります。時代も変わって現在では人々の生活を守る神様となっているそうです。
千尋池
宿場を通り抜けて少し歩くと趣のある池「千尋池」が見えてきました。諏訪大社下社秋宮の入り口の北側にあります。
鳥居
手水舎で清めてお参りしましょう。
根入の杉
鳥居をくぐってしばらく歩くとそびえ立つ大きな木があります。根入の杉と言い、樹令約八百年の御神木です。とても太い幹をしています。
神楽殿
珍しい青銅製の狛犬があります。三方切妻造りで天保六年(1835年)に建てられたものです。国の重要文化財になっています。
秋宮幣拝殿・左右片拝殿
こちらも国の重要文化財です。建物のいたるところを彫刻で埋め尽くされており、当時の諏訪の宮大工の技術の高さが見受けられ、見事な社殿になっています。
突然の風と強い雨
ここで急に雷が鳴り響き、あっというまに豪雨になりました。
雷の光と音がほぼ同時に聞こえます!もしかしたら風と水の神様が舞い降りたのでしょうか。
神楽殿の軒をお借りして雨宿りです。ものすごい雷と雨になってしまいました。10分くらい激しく雷と雨が降ったでしょうか。だんだんと明るくなってきました。
通り雨だったようです。ホッとしました。
ご神木がキラキラと光っています。太陽が顔を出しました。
鳥居の向かって歩いていると、とても幻想的な風景に出くわしました。鳥居から向こうの地面ががなにやら煙っています。雨が久しぶりだったらしく熱い地面から雨が蒸発しています。
すごくめずらしい光景。青空を取り戻しつつある空と蒸気に煙った道路。とても幻想的な景色を見ました!神風が吹いて(雷雨)神様が私たちにめったに見られない素敵な景色を見せてくれました。パワースポットを感じました。神様の力を感じる…!
まとめ
諏訪大社下社秋宮にはじめてお参りしました。中山道の宿場町があるので当時の雰囲気を感じながらお参りすることができます。神楽殿や拝殿が国の重要文化財になっており、貴重な江戸時代の宮大工の技術を見ることができました。素晴らしい文化財なのでぜひお参りしてみてください。もしかしたらあなたにも神風が吹くかもしれません。
諏訪大社下社秋宮情報
諏訪大社下社秋宮
電話:0266-27-8035
住所:長野県諏訪郡下諏訪町5828
ホームページ:http://suwataisha.or.jp/index.html