蛍の季節がやってきました。
暗闇の水辺に浮かび上がる美しい光はとても幻想的で、異世界にきたような気さえします。
時期や光る時間を見極めれば、それはそれは美しい光景を見ることができます。
家族で、カップルでぜひこの時期にしか見られない、蛍の光の乱舞を見にいきましょう。
とても素敵な思い出になりますよ!
蛍が光る時期はいつ?
蛍が光る時期は種類にもよりますが、5月中~7月にかけて光ります。
最も多く蛍が見られる時期は?
ピーク時期はその年にもよりますが、5月下旬~6月中旬が最も多く蛍が見られます。
蛍が光る時間はいつ?
蛍が一番よく活動する時間帯は、19:00~21:00です。
次によく光る時間帯は、23:00頃
その次によく光る時間帯は、午前2:00頃の順番です。
蛍の種類によって光る時間・時期が違う
日本でよく見られる代表的な蛍の種類は「ゲンジボタル」、「ヘイケボタル」、「ヒメボタル」です。
蛍の種類によって光る時間や時期が違うのでもう少し詳しく見ていきましょう。
出典:biome
ゲンジボタル
出典:insects.jp
日本固有の種で、日本で「ホタル」と言えばゲンジボタルです。
本州・四国・九州に広く分布します。一番強く発光する種です。
- 体長:オス約15mm、メス約20mm
- 観賞時期:5月下旬~6月下旬
- 時間帯:19:00~21:00、23:00、2:00
ヘイケボタル
北海道・本州・四国・九州・ロシアのシベリア地方・朝鮮半島・中国の東北部に生息しています。
最近は生息地の川の埋め立てなどにより、減少しています。
- 体長:オス約9mm、メス約11mm
- 観賞時期:6月下旬~8月上旬
- 時間帯:19:00~21:00、23:00、2:00
ヒメボタル
出典:naniai.com
本州・四国・九州・屋久島に分布しています。
小型の蛍で海抜1700m位の高山から街中まで多様な環境に生息しています。
特に東海・中部・近畿圏では、街中の小さな緑地や身近な場所に生息しているので、ゲンジボタルと同様に人気がある種です。
- 体長:オス約9mm、メス約8mm
- 観賞時期:6月上旬~6月下旬
- 時間帯:20:00~22:00、23:00、0:00~
ゲンジボタルとヘイケボタルとヒメボタルの光り方の違い
左:ゲンジボタル
右:ヘイケボタル
ゲンジボタルは1分間に約25回~30回と光が強く優雅で長い点滅が特徴です。
ヘイケボタルは1分間に約30回~40回とキラキラと光るような短めの点滅が特徴です。
ヒメボタルは1分間に約40回~60回でフラッシュのような短い点滅で、3種類の中で一番点滅が短いです。
蛍の種類によってこんなにも光り方に差があります。
蛍が多く見られる条件はこれ!
- 蒸し暑く湿度が高い
- 風がない
- 雨が降っていない
- 月明かりがなく、曇っている日
- 夜19時~21時頃
蛍観賞のマナー
静かに観察
とても短い命です。繊細な生き物でもあるので静かに観察しましょう。
光を出さない
懐中電灯やスマートフォン、カメラのフラッシュなどの光をホタルに向けてはいけません。ホタルがびっくりして発光できなくなったりして、繁殖活動に悪影響が出てしまいます。
捕まえない
蛍を捕まえないでください。また、違う地域へ持っていかないでください。
環境を壊さない
蛍がいる水辺や川岸は、ホタルが繁殖する大切な場所です。踏み荒らしたりしないようにしましょう。
虫除け対策に注意しましょう
ホタルも昆虫ですので、虫よけスプレーや線香を使うと死んでしまいます。
ゴミとたばこ
出したゴミは必ず持ち帰りましょう。
タバコの煙はホタルに悪影響を与えるので、蛍のいる場所でタバコを吸うのはやめましょう。
蛍のいる環境を大切にしましょう。
まとめ
蛍が一番光る時間や時期をまとめてみました。
全国でその環境の変化から、年々数が減少している蛍。
その希少な蛍が一年に一度だけ光ります。
その時期と時間をしっかりと押さえて幻想的な景色を見にいきましょう。
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