日本秘湯を守る会の宿、そのお湯が魅力的な新潟県十日町にある清津館に宿泊してきました。
昨今の清津峡トンネル人気で、もはや秘境にある秘湯ではなくなってしまうくらい人で賑わっていますが…。
その人気の清津峡の入り口が上の図です。なんと清津峡の第1駐車場よりも近く、宿の駐車場が左側に見えている白線の部分なので清津峡観光客より清津峡の近くに車を停めることができます。
清津峡トンネル入り口までなんと徒歩1分。
朝食を食べてから清津峡トンネル観光してチェックアウトすることも可能です。しかも割引チケットをいただけるので清津峡トンネル入坑チケット料金100円引きです。
清津峡トンネルの記事はこちら↓↓
-
清津峡に行ってきた!狙い目時間は?予約が必要な期間は?所要時間は?濡れてもいい靴必要!
8月のお盆を過ぎた頃、インスタ映えですっかり有名になった新潟県十日町にある「清津峡」に行ってきました。 私もあんな素敵な写真を撮ることができるのか?実際に行って体験して、準備が必要な方もいるのではない ...
続きを見る
チェックイン
玄関には日本秘湯を守る会の提灯が!この提灯を見るだけで心躍ります。
清津館のチェックイン時間は14:00です。そのお湯を楽しむため、一番乗りでチェックインしました。
玄関を入ってお部屋に行くところです。右手の応接セットの奥にフロント。女将さんが出迎えてくれました。質問すると丁寧にいろいろ教えていただけます。奥の突き当たりが食堂です。
チェックイン時に貸し切り露天風呂30分(外)1回目の予約ができます。2回目~は宿の宿泊客が一通り1回目の予約を終えてからです。夕食を終えた後に翌朝1番6:30の予約をしました。
お部屋
階段を上がって左の突き当たりのお部屋、龍胆(りんどう)に宿泊しました。和室10畳+6畳でトイレなしのお部屋です。1週間前に急遽予約してこのお部屋しか残っていませんでした。
扉を開けて、玄関の奥にある6畳のお部屋。荷物を置いていました。
そのお隣の。広々とした10畳のお部屋。布団は最初から敷かれていました。旅館でたまにあるせんべい布団は硬くて痛くて苦手ですが、無圧ふとんのようで畳を直に感じず快適に眠れました。掛け布団の柔軟剤?の香りがいいにおいでした。
広縁の左奥に洗面があります。水が出ます。冬はお湯が出るのでしょうか?
反対側には冷蔵庫があります。最初から飲み物が入っていて飲んだら冷蔵庫の上の紙にチェックして自己申告です。
窓からの景色。右に見える道は清津峡トンネルの第1駐車場から清津峡トンネルまでの道です。観光客が歩いているのが見えました。
床の間には掛け軸と花瓶?でしょうか?茶器のセットにポット2つ。右の黒いポットには冷水が満たされていました。
感染対策を施したリモコン、説明書、黒い箱のようなものは鏡付きのティッシュボックスです。お化粧するときに便利ですね!
クラシックな鏡台とゴミ箱。
お茶請けは宿の名前の入ったおせんべい。軽くサクサクとしていてお茶によく合います。
お部屋は年季が入っていますが掃除されておりきれいで気持ちよく過ごせます。
アメニティ
アメニティはタオル、歯ブラシ、カミソリ、シャワーキャップです。黒いビニール袋が一緒に置いてあって、脱衣かごに抵抗がある方も袋のままかごに入れれば気になりません。(そのための袋らしいです。)タオルも衣服もまとめて入れられるのでとても便利でした。
浴衣で外の露天風呂に行ってもいいそうです。
お部屋は3階で清津館はエレベーターがないため上り下りが大変でした。足腰が弱い方はお宿と相談した方がいいです。
トイレ
トイレなしのお部屋でしたが、やっぱりトイレは部屋の中にあった方がいいですね。スリッパ履いて部屋から出るのは億劫です。
お部屋の外にあるトイレはきれいに清掃されていました。ただ数が少ないかな。
温泉 露天風呂
外の露天風呂の扉には鍵がかかっています。フロントで鍵を受け取り鍵を開けて入ります。朝は鍵がフロントに置いてありました。
2人くらいが脱衣するのにぴったりの広さです。
脱衣所とお風呂までは急な階段があります。
手前が小出2号泉、奥が薬師の湯です。
まずは小出2号泉へ。約36℃のぬる湯です。体温と同じくらいの熱さでじっとしてるとお湯の感覚がなくなって気持ちいい(分かります?)冬は加温しないと入れない温度です。
狭くて落ち着きます。
奥が小出2号泉、手前が薬師の湯です。薬師の湯は約40~42℃であたたかいです。小出2号泉と交互に入って楽しみました。
熱めのお湯が注がれています。
お宿の口コミで観光客の声が聞こえて落ち着かないと書かれていましたが聞こえませんでした。繁忙期は人が増えるので清津峡トンネルが営業時間中は多少聞こえるのでしょうか?
この温泉、内湯もそうですが、とても水が澄んでいます。湯ノ花が浮いてたりもしますが水の色がとてもきれいです。(岩が青いから?)
ロケーションが最高です。川の流れを見ながら、音を聞きながら温泉でゆったり…。30分なんてあっという間。
こちらは2回目貸切り風呂(300円)の朝の様子です。ガスってます。正面のそそり立つ岩盤と緑、秋の紅葉時期はとてもきれいなんでしょうね!
貸切露天風呂 清泉の湯
源泉名 | 薬師の湯(奥の広いお風呂)、小出2号泉(手前の狭いお風呂) |
湧出地 | 当館薬師堂前後 |
湧出形態 | 掘削自噴 |
湧出量 | 薬師の湯 49℃ 毎分56リットル(平成17年5月現在) 小出2号 39℃ 毎分12リットル(平成17年5月現在) |
泉質 | 薬師の湯:単純硫黄泉ph9.2 小出2号:含硫黄ーナトリュウムー塩化物泉ph9.2 詳細は温泉分析表に記載(見に行ってくださいね!) |
加水 | なし 100%掛け流し |
加温・循環 | 小出2号泉は寒期のみ浴槽内加温循環あり |
浴槽の完お全喚湯・清掃頻度 | 毎日1回 |
温泉 内風呂
内風呂(大浴場)は2階にあります。男女入れ替えはありません。こちらは女性のお風呂です。
洗面台2つ、ドライヤーは右側の棚の中に1つあります。
脱衣かご10個ありますが、3人もいたら窮屈なかんじの広さです。扇風機が昭和レトロです。
洗い場です。
秘湯くまざさシリーズの使用感はさっぱりしています。
源泉100%かけ流しのお湯はとても澄んでいます。表面は熱いですが、中の方は適温になっています。
外の露天風呂2回、内風呂4回入りましたがこのお湯のすごいところは、入る毎につるすべが増していくところです。
1回目より2回目、2回目より3回目、お湯の中で腕や肩を触るとつるつるすべすべトロトロしていてまるで美容液につかっているよう。それが気持ちよくてずっと腕や肩を触っていました。お湯からあげると肌がしっとり落ち着きます。
内湯は外の貸切露天風呂よりずっと成分が濃いなと感じました。清津館の最大の魅力はこのお湯です。本当に素晴らしいお湯です。ぜひ宿泊したら何回も入ってみてほしいです!
内湯 薬師の湯(婦人浴室)
源泉名 | 薬師の湯 |
湧出地 | 当館薬師堂句碑公園内 |
湧出方 | 掘削自噴(井戸の深さ約300m) |
湧出量 | 毎分44リットル |
源泉温度 | 48度 |
泉質 | 単純硫黄泉(低張性 アルカリ性 高温泉ph9.22) |
給湯方法 | 源泉100%かけ流し(加水、加温、循環、消毒及び入浴剤添加なし) |
給湯口温度 | 47度 |
浴槽温度 | 40~41度(外気温度によって異なる) |
給湯量 | 約17リットル(季節によって温度調整の為多少異なる) |
浴槽の換湯及び消毒の頻度 | 1~3日に1回(使用人数により異なる) |
夕食
1階の食堂で18:00に食事です。
お酒に合うようなメニューです。処理が面倒なお野菜が丁寧に調理されていてしみじみおいしいです。
鴨鍋
鱒と鯉のお造りです。鯉はレモンか何かで処理されていて旨味が増していました。
かわいい焼き魚(イワナ)臭みもなくほくほく美味しかったです。
自家製ローストポーク
ごはんと鯉のおすましです。柔らかめの甘いお米と鯉のお出汁がミョウガの薬味とあいまってとてもおいしいです。新潟のお米というか、食べ物は全部おいしいです。デザートはすいかでした。
朝食
朝食は8:00です。
あたたかい薬草茶です。独特な味ですが、飲みやすくておいしいです。空きっ腹にしみこみます。
夕食と同じテーブルに着きます。左下のヨーグルトに見えるのはお豆腐です。そのままでもとってもおいしい。
焼きたての鮭です。
サラダのドレッシングが自家製でとてもフレッシュでおいしくてたくさんかけてしまいました。
卵を自分で落として目玉焼きを作ります。卵がプルプルおいしいです。
おかわりしたおいしいごはん。
なめこ汁です。お味噌汁おいしい!
清津峡トンネルまで徒歩1分
食事を終えるとチェックアウトまでの時間で清津峡トンネルを観光します。8:35に宿を出発して(すでに観光客がたくさんいいまいした。)9:15には戻れました。清津峡観光にとても便利な清津館です。
清津峡トンネルの詳細はこちらをどうぞ↓
-
清津峡に行ってきた!狙い目時間は?予約が必要な期間は?所要時間は?濡れてもいい靴必要!
8月のお盆を過ぎた頃、インスタ映えですっかり有名になった新潟県十日町にある「清津峡」に行ってきました。 私もあんな素敵な写真を撮ることができるのか?実際に行って体験して、準備が必要な方もいるのではない ...
続きを見る
宿泊料金
2名様1室1泊お1人様の基本料金
- 1泊2食付:¥12,000 ~ ¥18,000
- 1泊夕食付:¥10,000 ~ ¥16,000
- 1泊朝食付:¥8,000 ~ ¥14,000
- 素泊まり:¥6,000 ~ ¥12,000
※料金は全て税抜き表示、別途消費税及び入湯税150円が掛かります。
■ お子さま一名様料金 幼児(3歳~) 50%、子供(小学生) 70%
■ 宿泊キャンセル料金 4日~3日前 30%、2日〜1日前 60%、不泊・当日 100%
※ 上記の料金は、基本的な通常料金です。お正月(12/30~1/3)、GW期間中、お盆(8/12~8/16)、は価格変更あり。
また、お部屋や、料理の品目を増やしたい場合などにより、料金の変更あり。
詳しくは清津館HPへ
予約
清津館は公式ホームページやじゃらんや楽天など予約にいろいろ選択肢があるのでポイントを貯めている方やクーポンなどでお得に泊まることができるかもしれません。
新潟県清津峡湯元温泉 清津館 情報
宿泊施設名 | 新潟県清津峡湯元温泉 清津館 |
営業時間 | チェックイン 14:00 チェックアウト 10:00 |
部屋数 | 和11室( 8畳・10畳(広縁付)、12・15畳タイプ) |
駐車場 | あり |
電話番号 | 025-763-2181 |
住所 | 〒949-8433 新潟県十日町市小出癸2126番地1 |
ホームページ | https://kiyotsukan.com/ |
Google口コミ | 4.1 |
アクセス
車: 関越自動車道塩沢石打ICから国道353号線経由約20分。
電車: JR上越新幹線越後湯沢駅下車、森宮野原行きバスで清津峡下車、徒歩20分。バス停まで送迎あり(要連絡)
※ バス停までの1.8km間は送迎を行っております(要連絡)
電話:
清津館のお湯は最高
日本秘湯を守る会で清津館を発見してから1度行ってみたいと思っていましたが、大雪や都合でなかなか行けず、今回念願の訪問となりました。
清津館といえば外の貸切露天風呂があげられますが、私はなんと言ってもおすすめは内風呂(大浴場)です。美人の湯とも言われる、温泉成分がぐっと凝縮されていて、肌がつるつるすべすべトロトロする感触はくせになります。お風呂で一緒になったご婦人の方々も「本当にいいわあ~」と感心されていました。
ぜひ、泊まってみてくださいね!