リサイクル券が必要となる使用していない家電、壊れた家電がたまっていました。
またどこかで使うかも、捨てるのが面倒だった等の理由で放置していたのですが、場所も取るし気分的にもよくないので意を決して捨てることにしました。
ですがこの家電リサイクル券の処理手順がなかなか面倒です。しょっちゅうやるような作業ではありませんし下調べをしていかないと戸惑うことが多々あったので記事でご紹介しようと思います。
リサイクル券の必要となる家電4品目
- テレビ(ブラウン管・液晶・プラズマ)※B-CASカードは抜いて後ろのチップ部分にハサミを入れて廃棄
- 冷蔵庫・冷凍庫
- 洗濯機・衣類乾燥機
- エアコン・室外機
以上の4品目の家電は市町村では引き取れないゴミです。家電リサイクル法に従って処分します。
家電リサイクルの処理手順は?
- リサイクル料金の確認
- 「払込書」の記入
- リサイクル料金の払込
- 「家電リサイクル券」へ「振替払込受付証明書」またはATMの「ご利用明細書」貼り付け
- リサイクル券をリサイクルする家電に貼り付ける
- 指定引取場所まで家電を持っていく
1~6までの手順を実際に手続きをした際の感想を交えてお伝えしたいと思います。
1.家電リサイクル料金の確認
家電の種類や大きさによって料金が変わってきます。
料金は以下の通りです。(メーカー一部抜粋)※2023年3月現在
テレビサイズの確認
テレビ裏側などに型番で表示
ブラウン管式テレビ
【小】 画面サイズ15型以下
【大】 画面サイズ16型以上
液晶・プラズマ式テレビ
【小】 画面サイズ15V型以下
【大】 画面サイズ16V型以上
※液晶式テレビのV型に小数部分がある場合は、小数部分を四捨五入したもの。
冷蔵庫・冷凍庫のサイズの確認
冷蔵庫の開き戸の内側などに表示
【小】 全定格内容積170L以下
【大】 全定格内容積171L以上
料金表
他の家電メーカーも調べたい方は家電リサイクル協会ホームページへ
表の料金が「家電リサイクル」の料金で、持ち込みの場合はこの金額に郵便局での払込手数料を支払うことになります。
購入した家電ショップに引き取りだと、家電ショップから指定引き取り所までの運賃や手数料を上乗せされた金額になります。
例えば洗濯機を購入店(大手家電メーカー)で引き取ってもらおうとしたら(お店に自分で持って行った場合)7,000円くらいかかると言われました。さらにそのお店で購入していない家電の引き取りをお願いすると+3,000円かかるということでした。
自宅に引き取りだともっと高額になります。
※家電の種類や大きさにもよります。購入店に問い合わせてみてください。
ただ郵便局でのリサイクル券の手続きや持ち込みの手間などを考えると、お金で解決した方が楽なのかもしれません。
2.「払込書」の記入
払込書の記入では
- 製造業者等名コード(3ケタ)
- 品目・料金区分コード(2ケタ)
- リサイクル料金(税込)
が必要になります。
郵便局に行く際は
- メーカー名
- どの家電(テレビか冷蔵庫・冷凍庫か洗濯機かエアコン・室外機か)
- 大きさ
をメモしていくと良いです。
家電リサイクルの券の正しい書き方見本が作成できる!
家電製品協会のホームページでは、家電リサイクルの券の正しい書き方見本を作成することができます。スマホにダウンロードして郵便局へ持って行くと便利です。
こんなデータがダウンロードできます。
●作成例:品目→冷蔵庫、メーカー→三菱電機(株)、大きさ→大(171L以上)
書き方:リサイクル券の2ページ目の説明
家電リサイクル券の2ページ目に書き方が載っています。
赤枠の部分を記入していきます。
私が郵便局に行った際、リサイクル券は貯金窓口での対応でした。(リサイクル券は窓口以外の場所には置いてなかった)
メーカー名や家電のサイズ・大きさを伝えると、製造業者等名コードや品目・料金区分コードも調べてくれて記入、振替払込受付証明書の貼り付けなども全部局員さんがやってくれました。
さらにちょっと高い手数料を支払えば、窓口で全ての作業が完結できます。(次項で説明)
3.リサイクル料金の払込
リサイクル料金の払込には2種類の方法があります。
- 窓口で支払う
- ATMで支払う
払込手数料
※郵便局の送金料金表はこちら
窓口
- 通帳・カードで払う(残高で払う):203円
- 現金で払う:313円
ATM
- 通帳・カードで払う(残高で払う):152円
- 現金で払う:262円
家電のリサイクル料金の他に上記の払込手数料が上乗せされます。
ゆうちょ銀行の口座を持っていて十分な残高があればATMで払込が一番安いです。ゆうちょ銀行の口座を持っていなくて窓口で全部おまかせしたい場合は一番高額ですが楽できます。その差161円です。
リサイクル票1件につきそれぞれ手数料がかかってきます。
ATMで払込の仕方
払込書をATMで払い込むための仕様にする。
リサイクル券台紙から切り取り、
ATMで払込をするために下の部分と振替払込受付証明書を切り離し、下の画像の状態にする。(今回は窓口で切り離した状態のものをいただいた)
ATMに払込書を入れる
赤丸で囲った部分の「払込書」のあるATMで払込ができます。
送金を押します。
払込書でのご送金を押します。
その後はATMで払い込むための仕様にした払込書を入れ、画面の指示に従います。
途中、払込書のスキャン画像が出てきて「データ記入」する部分があり、
上の画像の黄色い四角で囲った部分を入力する手順があります。
後日、リサイクルの追跡する時に必要になってくる番号で、自分でどのメーカーでどの品目をリサイクルに出したかが分かっていればOKです。(追跡しないなら未記入でOKです。)
この部分をすっ飛ばして未記入であってもリサイクルしてもらえます。(私は未入力で処理してしまいました。)
郵便局の払込には時間制限があります。
- 窓口=平日の午前9時から午後4時
- ATM=ゆうちょATMが稼働している時間 ※ゆうちょ銀行のATM(払込み機能のあるものに限る)
ATMはゆうちょ銀行ホームページで確認しましょう。
【重要】ご利用明細票を必ず受け取って窓口へ
※ご利用明細票見本
ATMで処理が終わると「ご利用明細票」が出てきます。これを持って再度窓口に行きます。
切り離してとっておいた(今回は窓口でとっておいてもらった)「振替払込受付証明書」に領収の印鑑を押してもらうためです。
かかった料金(品目→冷蔵庫、メーカー→三菱電機(株)、大きさ→大(171L以上)の場合)
- 払込金額=リサイクル料=4,730円
- 料金=払込手数料=262円(ATM現金払い)
合計=4,992円(一件につき)
ATMだと1件1件処理するので数か多いと時間がかかります。
4.「家電リサイクル券」へ「振替払込受付証明書」またはATMの「ご利用明細書」貼り付け
ご利用明細票を窓口に持っていくと、切り離した「振替払込受付証明書」に日附印(ひづけいん)を押してもらい①指定取引所控の右のテープをはがし、貼り付けます。(今回は窓口でやってもらえました。)
ご利用明細票をコピーして貼り付けてもOKです。
これでやっと捨てたい家電4品目を、指定取引場所で引き取ってもらえる書類ができました。
5.リサイクル券の貼り付け方・貼り付け場所
リサイクル券の貼り付け方は上記のとおりです。
テレビなど画面に貼ってしまうと受け取り拒否されてしまうことがあるそうです。心配でしたら貼り付けずに家電と一緒に持っていきましょう。(郵便局では貼り付けずに一緒に持っていく方法を推奨されました。)
6.指定引取場所まで持っていく
いざ、処理の終わった家電リサイクル券とリサイクル家電を指定取引所まで持っていきます。
上記で検索すると営業日まで分かります。土日はお休みの所があったりするので必ず確認してから行きましょう。
引き取りの場合
各大手家電メーカーなら引き取りをしてくれます。
家電4品目リサイクル一番安く済む方法は?
壊れている場合・10年以上前の古い家電
自分で郵便局に行き、リサイクル券を処理、指定取引所に持ち込み
壊れていない&まだ新しい(10年以内)
リサイクルショップに売る
他にも捨てたいものがある
回収業者に頼む
※関東圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)で出張買取&回収サービスをしています。
リサイクル家電の処理は意外と大変
リサイクル家電の処理は郵便局での時間制限や土日に手続きができないなどの制限があり、意外と大変だなあと感じました。
持ち込みも、家からの搬出や大型家電を乗せる車の用意などの手間があります。家電は重いですね…。
かといって引き取りも運搬費用などお金がかかるので、安く済ませたいとなると各家電メーカーを比較・店頭や電話で確認しないといけません。
リサイクルショップに売るにも10年もたてば引き取ってもらえないです。(10年以内で壊れてなければ相談してみましょう。)
家電4品目(テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン)の廃棄にはお金と手間がかかるということが分かりました。
なるべく買い替えなどで新しい家電と古い家電を交換してもらうとお金はかかりますが、運搬や手続きの手間は省けるのでできればその方がいいです。(運搬費用がちょっと節約になる。)
あとは家電たちに長持ちしてくれることを祈るばかりです。