【騒音対策】ソニー WH-1000XM5ヘッドホンのノイズキャンセリングの効果は？

「ノイズキャンセリング最強」と謳われる、ソニー WH-1000XM5ヘッドホンを購入しました。

音楽を聞く目的ではなく、騒音対策の目的です。家の前で始まった工事の音や車の音、外で子供が騒いでいる音や近所のDIYの騒音など、家にいても聞こえてくる騒音に参っていました。

気軽に引っ越しできるわけではないし、引っ越したとしても絶対に騒音が発生しないとは限らないので、自分でできる騒音対策を考えてみました。

※イヤホンではなく、ヘッドホンを選んだのは耳に栓をするのが苦手だからです。装着感の好みや、スポーツをしながらの使用だったら軽量コンパクトなイヤホンもおすすめです。

ノイズキャンセリング機能とは

出典：ソニーHP

決め手はこれ！業界最高クラスのノイズキャンセリング性能4つの機能

1.マルチノイズセンサーテクノロジー

ヘッドホンの外側と内側に配置した左右4つずつのセンサー（マイク）を使用することで収音精度が飛躍的に向上。また比較的高い周波数帯域の日常生活でのノイズキャンセル性能の向上に伴い、街中でより静寂を感じられるようになりました。マルチノイズセンサーテクノロジーによりノイズを気にせず、こだわりの高音質を存分に楽しむことができます。

2.統合プロセッサーV1搭載

高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1のポテンシャルを、統合プロセッサーV1を組み合わせることにより最大限に発揮。
8個のマイク信号を巧みに制御することが可能となり、今までにないレベルのノイズキャンセリング性能を実現。

3.専用設計30mmドライバーユニット

ドーム部の材料にカーボンファイバーコンポジット素材を採用し、軽量・高剛性なドーム部と柔らかいエッジ部を両立しています。軽量・高剛性なドーム部により特に高域感度が向上し、より自然で伸びのある高域再生を、柔らかいエッジ部により低音域の感度を高め、再現性の高い低音域再生とノイズキャンセリング性能向上を実現しています。

4.オートNCオプティマイザー

ヘッドホン装着時の個人差（髪型、メガネの有無、装着ズレなど）を自動で検出。ユーザー一人ひとりに合わせてノイズキャンセリング特性を常に最適化します。同時に、ヘッドホンに搭載されている気圧センサーにより、飛行機に搭乗中など気圧の変化に対してもノイズキャンセリングを最適化。これによりユーザーのあらゆる装着状態の差分や、使用環境によるノイズキャンセリング性能を存分に発揮しきれないということをなくし、常に理想的なノイズキャンセリング効果を自動的に提供します。

出典：ソニーHP

騒音に対するノイズキャンセリングの性能は？

ソニー WH-1000XM5は騒音対策に効果があるのかどうか実際に試してみました。

騒音いろいろ

工事の音

音楽なし

車のエンジンの音や重低音の騒音はかなり聞こえなくなりました。金属をたたくような音はけっこう聞こえてきます。

音楽あり

たまに音がしているのは分かりますが、ほとんど気にならなくなります。

テレビの音

音楽なし

外の音ではないので聞こえてきますが、くぐもった音になって音量が半分くらいに聞こえます。

音楽あり

音がしているのは分かりますが、ほとんど気にならなくなります。

人の話し声・騒ぐ声

音楽なし

外で話している人の声はほとんど聞こえなくなり、子供の奇声やや騒ぐ声はうっすら聞こえます。高い声は聞こえやすいです。

音楽あり

外の声はもちろん、目の前の人が何を言ったか気付かなくなります。

街の雑踏の中

音楽なし

無音にはなりませんが、くぐもったかんじでかなり音は抑えられます。

音楽あり

音がしているのは分かりますが、ほとんど気にならなくなります。

木を金槌でたたく音

音楽なし

遠くで音がしているようなかんじになります。至近距離ならもっと聞こえるかもしれません。

音楽あり

ほとんど聞こえません。

チェンソーで木を切る音

音楽なし

遠くで音がしているようなかんじになります。

音楽あり

ほとんど聞こえません。

犬の鳴き声

音楽なし

くぐもった感じですが聞こえます。特に小型犬の高い鳴き声だとよく聞こえます。

音楽あり

鳴き声は分かりますが、音楽に注意が行くので気にならない程度になります。

電車の中

音楽なし

人の話し声などざわざわした感じがかなり少なくなります。アナウンスはくぐもっていてもけっこう聞こえます。電車の音はだいぶ軽減されます。

音楽あり

人の話し声は気にならなくなり、アナウンスも何を言っているかが分かりにくくなります。電車の音も気になりません。揺れとかで感じる程度です。

ノイズキャンセリング機能の感想

• 無音になるわけではない
• 低い音はけっこう抑えられる
• 高い音は聞こえてくる
• 音楽を聴いていればほとんど気にならなくなる
• ノイズキャンセリング機能をオンにすると真空になったような耳がキューッとなる感じがする。少し圧迫感がある。

ソニー WH-1000XM5ヘッドホンでノイズキャンセリング機能を試してみましたが、ノイズキャンセリング機能のみだと完全に無音にはなりません。音楽を流しているとだいぶ気にならなくなります。テンポの良い音楽（ロックなど）を聞いていると家の中のテレビの音でさえほとんど聞こえなくなります。

ヘッドホンとイヤホンどちらがいいの？

聞く音楽の種類、環境、装着感の好みによって異なります。

ヘッドホン

メリット

• 本体サイズが大きく、大口径のドライバーを搭載できるので音質が良い
• 電池持続時間（連続音声再生時間）が長い：最大30時間（NC ON時）、最大40時間（NC OFF時）
• 耳の中を圧迫しない
• 首にかけたりしておしゃれ

デメリット

• 充電時間が長い：約3.5時間※イヤホンと比べると。
• 大きいので荷物になる。

メリット

• コンパクトなので持ち運びやすい
• ランニングなどスポーツしながら音楽が聞ける
• 充電時間が短い：約1.5時間

デメリット

• 電池持続時間（連続音声再生時間）が短い：最大8時間(NCオン) / 最大12時間(NCオフ)※ヘッドホンに比べると
• 紛失する場合がある

騒音対策でソニー WH-1000XM5ヘッドホンを使ってみて

実際、自宅でノイズキャンセリング機能をONにしてヒーリング音楽を流しながら仕事をしていますが、外部の騒音が気にならなくなりました。「ノイズキャンセリング最強」の謳い文句は嘘ではなかったです。

最近はアパートやマンションの上下左右の隣人の騒音や、近所の道路族やDIYやBBQで騒ぐなどの騒音で困っている方が増えています。

どうしても聞こえてきてしまう騒音を我慢していると精神的にもよくないので自己防衛としてノイズキャンセリング機能のついたヘッドホンやイヤホンを装着するのがおすすめです。ぜひ、精神安定のために参考にしてみてください。

イヤーパッドカバーを手作りしてイヤーパッドを長持ちさせよう！