自民党の萩生田光一幹事長代行は10月の消費税率引き上げについて発言しました。
2019年10月の消費税増税が本当に延期になるのかならないのか、その真偽のほどを調べてみました。
きっかけはインターネット番組での発言
「この先、危ないということが見えてきたら崖に向かってみんなを連れて行くわけにはいかない。また違う展開がある」
萩生田光一幹事長代行がインターネット番組での発言です。
決定日は7月
7月に日本銀行が発表する、企業の景気認識調査の結果次第では消費税増税の延期もあり得るとの認識を示しました。
安倍首相の側近として知られる萩生田光一幹事長代行。安倍首相の意向を受けた発言ではないかと言われています。
やったー!庶民の一人としてこんなにうれしいことはありません!8%でもきついのに10%だなんて無理です!
でもあれだけ「絶対に消費税10%に上げる!」と息巻いていたのになぜこんな弱気発言が出てきてしまったのでしょうか?
増税できない理由
働き方改革で賃金が下がる
2019年4月から働き方改革によって、労働者の残業が制限されることから収入が減ります。
収入が減ると消費しなくなり、景気減速につながります。
景気が良くなったと体感できない
直近2019年の3月に日本銀行の消費者調の結果が発表されました。
- 調査期間:2019年2月7日~3月5日
- 調査対象:全国の満20歳以上の個人
- 標本数:4,000人(有効回答者数2,127人<有効回答率53.2%>)
現在の景気の状態に対する印象は?(前年対比)
2018年6月 | 2018年9月 | 2018年12月 | 2019年3月 | |
良くなった | 8.6 | 7.4 | 7.3 | 4.8 |
変わらない | 72.6 | 71.3 | 70.7 | 70.9 |
悪くなった | 18.5 | 20.7 | 21.6 | 24.0 |
1年前と比べ良くなった割合が下がり、悪くなった割合が増えています。
消費者の中では景気が上がったとは認識されてないようです。
物価上昇
2019年も続々と物価が上がっていきます。
食品業界を中心に、アイスやお菓子、カップラーメン、コーヒーなど生活に必要なものから、ガソリン代や輸送費、原材料価格の値上げによる車やマンションの価格上昇など、
価格が上がらないものはないほどいろいろな物の物価が上昇していきます。
予定通り10%に引き上げ?
いっぽう、会見で菅官房長官は「リーマンショック級の出来事が起こらない限り、予定通りに引き上げる」と強調していたことから、残念ながら10月に消費税10%になってしまう可能性も少なくはないようです。
なんでそんなに消費税を上げたいの?
消費税は特定の人だけでなく、老若男女消費活動をする人全員を対象にしているため、安定した税収が見込めるからです。
消費税を上げると年金などの社会保障を充実させたり、公共事業への追加投資ができたり、被災地域の早期復興に役立てることができます。
まとめ
アベノミクスの3本の矢が放たれて6年以上が経過しましたが、実際に景気はよくなっているのでしょうか?
一部の企業や個人は恩恵に与っているのでしょうが、大多数の消費者は物価の上昇や働き方改革などの法律の改正で賃金低下など四苦八苦しています。
この現状を消費者目線で見ると10月の消費税増税はしてほしくないと思うのですが、増税しないと社会保障関係の財源の確保ができず、日本経済は破綻してしまいます。
現在の状況から見ると増税になる可能性が高い気がします。
日本とその国民が共に豊かになるように、国の代表の政治家の方々に正しい判断や決断をしてほしいですね。
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