21日朝、スリランカの最大都市コロンボなど3都市で、ホテルやキリスト教会など8施設で起きた爆発の死者は290人にのぼりました。
負傷者は500人を超え、さらに増えそうです。
死亡者には36カ国の外国人が含まれており、その中で日本人も1人犠牲になった方がいました。高橋香さん(39)でした。
爆発当時の様子と死亡原因
爆発があった時、高橋さんは、ここのレストランで夫、子ども2人の家族4人で朝食を食べている最中だった。
そのレストランの中で2度の爆発があり、実行犯が自爆したとみられ、天井が崩れ落ち、窓ガラスも割れて、粉々に散らばっている。
ホテル側の説明では、高橋香さんを含む客8人と、従業員4人のあわせて12人が巻き込まれて亡くなった。
テロ事件を受け、このホテルでは現在、宿泊客を受け入れていない。
引用:FNNニュース
爆発の時間は午前8時45分ごろから短い間に連続して発生し、朝食の時間に起きたことから、ホテルのレストランがにぎわっていた時の爆発でした。
高橋香さんは、搬送先の病院で治療を受けていましたが、内臓損傷で死亡したようです。
負傷したのは高橋さんの夫と子供、日本大使館職員、日本から出張中の40歳代の携帯電話会社「KDDI(au)」社員の方ということで、従業員以外は日本人ばかりでした。
死亡した高橋香さんはどんな人?
スリランカ連続爆破テロで高橋香さんが死亡 高橋香さんのFacebookも特定 家族4人で食事中だった
高橋香さんと旦那さんと4歳の長女、1歳の長男とシャングリラホテルで食事中に爆破テロに巻き込まれたって事やけど、子供も小 ...https://t.co/bEQaRfYxRD pic.twitter.com/1TGf5NbkSh— ぶんぐ (@bungu42) 2019年4月22日
高橋香さんは上智大学を卒業後、首都大学東京大学院へ進学し、ツーリズムを研究していたことから若くして海外への興味があったようです。
料理人の日本人男性とお子さん4人で4年前からスリランカで暮らしていました。
シャングリラホテルはどんなホテル?
Shangri-La Hotel, Colomboは、コロンボで新しいレベルのラグジュアリー体験を提供する宿泊施設で、ビジネス&エンターテイメント地区の中心部に位置しています。インド洋、ベイラ湖、または市街の景色を望むお部屋、レストラン、バー、コロンボ最大で最もスタイリッシュなイベントスペース、Chi, The Spa、ヘルスクラブ、海の景色を望むプールを提供し、ビジネスやレジャーでの滞在に最適です。
引用:booking.com
ホテル外観
お部屋1例
シャングリラホテルHP:https://www.shangri-la.com/jp/colombo/shangrila/
現在は爆発によって営業を停止していますが、スリランカ屈指のラグジュアリーホテルだったことが分かります。
犯行グループ特定か?
道官は22日、同国のイスラム過激派組織「ナショナル・タウヒード・ジャマア(NTJ)」の関与を軸に捜査を進めていると明らかにした。だがNTJはこれまで仏像の破壊や過激思想の流布といった活動にとどまり、大規模テロの犯行歴がない。
そのため政府は国外のテロ組織がNTJを後方支援したとの疑いを持ち、ICPOに国境をまたぐ捜査などの協力を求めたもようだ。専門家の間でも、国際テロ組織アルカイダや中東の過激派組織「イスラム国」(IS)が関与した可能性が指摘され始めている。
引用:日経経済新聞
未だ犯行グループの特定はされていないようです。
前代未聞の大規模な爆発テロに発展している今回のスリランカ場爆発テロ、今後の展開に目を離せません。
早く事態が収束することを祈っています。